マイクで自分の声を収録した際、データに「くちゃ」「ぺちゃ」という口の音も入ってしまったことはないでしょうか?この記事ではこのようなリップノイズを防ぐための対策や原因、入ってしまったあとの除去方法についてご紹介します。

レコーディングエンジニアとしての経験もあるyuraちゃんにアドバイスをもらいます

まかせて!
リップノイズとは?
リップノイズは、意図せずに口から発生する不要な音のことを指します。「くちゃ」という音や「ぺちゃ」という音です。編集や削除が必要になることがあります。

収録している時には気づかないけど、
後から音声を聴いたらたくさんリップノイズが入っててテンションダウンしたことあるよね。。
リップノイズの原因は?
リップノイズの原因は、録音の際にマイクが口や喉の動きに敏感に反応してしまうことが主な原因です。また、口の乾きによる唾液の粘つきなどが一因になることもあります。
騒がしい場所での録音など、環境や機材の兼ね合いで必要以上にマイクの入力を高める必要があり、不要な音も収録されてしまうケースもあるようです。

録音に慣れていない人で
「マイクの入力レベルを上げる=高音質になる」と勘違いしている人は多いかも
リップノイズの対策 (録音前)
リップノイズの録音前にできる対策には以下のようなものがあります。
口・喉を潤す
口や喉に適度な潤いがないと、唾液がねばついてリップノイズが出やすくなります。水分補給を忘れないようにしましょう

収録前は緊張するよね・・・アメをなめたりするのもおすすめだよ!
録音環境を整える
録音スタジオを使用するなど、音響的に適した環境を用意することで、不要な音の混入を防ぐことができます。高性能なマイクを使用することで、口や喉の動きに敏感に反応しないように設定することも可能です。
また、本番前にテスト録音を行うことも欠かせません。テスト録音の際に、リップノイズが発生しないかどうかを確認することで、本番でのリップノイズを最小限に抑えることができます。

自宅などで収録する前も、テスト録音は必須!
慣れてくると準備に時間をかけずに自宅でも納得のいくセットアップが構築できるよ。
リップノイズを除去する方法 (録音後)

前提として、リップノイズと一緒にブレス(息を吸う音)なども極端にカットしてしまうと、声の質感が損なわれてしまうことがあるから注意しよう!
音声編集ソフトを使用する
録音や映像を編集する際に、リップノイズを検出し削除するソフトを使用することで、不要な音や画像を取り除くことができます。ここでは手法と、おすすめのフリーソフトを紹介します。
音声の不要な部分をトリミングする・音量を下げる
リップノイズが混入した音声の前後に正常な音声がある場合、その部分をトリミングし削除することで対処できます。
ノイズリダクション
録音データに特定のノイズが含まれる場合、音声処理ソフトなどでそのノイズを除去することができます。

ところどころ鳴っているノイズというよりも、慢性的に鳴っている環境音のノイズを抑えるのに特に有効な方法だね。上述した音声データのトリミングと平行して行うとクリアな音声が作成できるよ!
リップノイズ除去に使えるフリーソフト:Audacity
音声編集のフリーソフトは、王道の「Audacity」(オーダシティ)がおすすめです。Win・macどちらでも使えるほか高機能な音声編集機能を持っています。
「Audacity」無料の音声編集ソフト – 窓の杜
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/audacity/
インターフェイスもそこまで複雑ではなく、音声のトリミング、ノイズ除去、エコーの追加など、基本ような音声編集から高度な音声編集まで行うことができます。また、定番ツールだからネットに使い方がたくさん公開されているのも嬉しいポイント。

このサイトでは詳細な操作方法は割愛しますが、希望の声があればマニュアル記事も作成します!(あとやる気が出れば)

頑張ってほしい。